基礎工事の施工精度をどう担保しているか|品質管理の取り組み

基礎工事の品質は、完成後には目に見えにくいものです。コンクリートで覆われてしまえば、内部の配筋状態・打設時の締固め・養生管理の適否は外観からは確認できません。
だからこそ「どのような体制で施工精度を担保しているか」が、協力業者選定において最も重要な確認事項のひとつになります。
本記事では、当社が取り組む品質管理の具体的なプロセスを公開します。
住宅基礎工事で品質トラブルが起きやすい工程
品質管理を語る上で、まずトラブルが起きやすい工程を正確に把握しておく必要があります。
根切り・砕石転圧の精度不足は、基礎底面の支持力に影響します。砕石の転圧が不均一だと、底盤コンクリートの打設後に局所的な沈下が生じるリスクがあります。
配筋の被り厚・スペーサー管理は、鉄筋コンクリートの耐久性に直結します。被り厚が不足すると鉄筋の腐食リスクが高まり、長期的な耐久性に影響します。
スペーサーが適切に設置されていないと、打設時に鉄筋が移動し設計通りの配置が保てなくなります。
コンクリート打設時の締固め不足はジャンカ(空洞・骨材の露出)の原因になります。型枠の角部・配筋の密集部では特に注意が必要な工程です。
養生期間の短縮は強度発現に影響し、ひび割れの原因になります。工期を急ぐあまり養生期間を短縮すると、後から修復困難な品質問題に発展するケースがあります。
施工精度を左右する3つの管理ポイント
配筋検査の徹底
配筋が完了した段階で、打設前に必ず配筋検査を実施しています。
確認項目は鉄筋の径・ピッチ・定着長さ・スペーサーの設置状況・被り厚の確保など、設計図書との照合を行います。
検査結果はチェックシートに記録し、写真とともに保管します。
住宅メーカーから配筋検査記録の提出を求められる場合は、これを発注側に提出しています。
コンクリート品質の管理
生コンクリートの受入時に、呼び強度・スランプ値・塩化物含有量を確認します。
納品書・試験成績書の保管を徹底しており、発注側への提出にも対応しています。
打設後の養生は気温・天候に応じて管理します。
冬場の低温時には養生シートによる保温、夏場の高温時には散水養生を実施し、設計基準強度の確保を優先します。
養生期間は設計仕様・気温条件をもとに設定しており、工期優先で養生を短縮することはありません。
完成検査と記録の保管
型枠解体後に完成検査を実施します。
天端レベル(基礎天端の水平精度)・通り芯の寸法精度・アンカーボルトの位置・出を計測し、設計許容範囲内であることを確認します。
計測結果は記録として保管し、住宅メーカーへの提出に対応しています。
写真記録は工程ごとに撮影しており、根切り完了・配筋完了・打設完了・完成の各段階での記録を提出できます。
品質管理体制の概要

施工管理担当者が全工程を通じて現場に関与し、工程ごとの確認と記録を担当しています。
職人については経験年数・施工実績を確認した上で現場に配置しており、初めての工法・特殊な地盤条件での施工には経験豊富な職人を優先的に配置する体制を取っています。
使用する計測器(レベル・スタッフ・巻き尺・デジタル水平器など)は定期的に精度確認を行っており、計測値の信頼性を担保しています。
品質トラブルが発生した場合の対応フロー
これまでの施工でトラブルを発生させていないことを前提としながらも、万が一の際の対応フローを明示しています。
問題が確認された場合、まず施工管理担当者が原因を特定し、発注元の住宅メーカー担当者へ速やかに報告します。
是正内容・工期への影響・費用の扱いについて協議の上、書面で合意してから是正工事を実施します。完了後は再検査を行い、記録を提出して完了とします。
また是正後に再発防止策を社内で共有し、同様の問題が他の現場で発生しないよう管理手順を見直す仕組みを持っています。
埼玉県内の住宅メーカーに選ばれ続ける理由
品質管理体制の詳細や施工実績については、ご要望に応じて資料をご提供しています。
継続取引の実績については住宅メーカーとの取引実績で詳しくご紹介していますので参照してください。
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